産後の腱鞘炎原因と対処法
2025年06月29日

瑞穂区新瑞橋のいまむら接骨院です。
腱鞘炎とは?
腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ腱(けん)が通るトンネル(腱鞘)が炎症を起こし、痛みや腫れを引き起こす症状です。
産後に起きやすいのは「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」と呼ばれるもので、親指の付け根から手首にかけて痛みや腫れが生じます。
産後に腱鞘炎が起きやすい理由
✅ 1. 抱っこの繰り返し動作
新生児は軽いとはいえ、1日に何度も抱っこや授乳を行うことで、親指や手首に過度な負担がかかります。
✅ 2. ホルモンバランスの影響
妊娠・出産によって分泌されるホルモン(リラキシンなど)が靭帯や関節を柔らかくし、関節が不安定になりやすく、炎症が起こりやすい状態になります。
✅ 3. 筋力・体力の低下
産後は全身の筋力が落ちており、手首や指の筋肉で育児を補おうとするため、負担が集中しやすくなります。
腱鞘炎の主な症状
・親指の付け根や手首がズキズキと痛む
・赤ちゃんを抱き上げるときにピリッとした痛みが走る
・物をつかむ・ひねる・開ける動作が困難
・親指を動かすと引っかかるような違和感
・手首が腫れたり、熱感があることも
・自宅でできる腱鞘炎の対処法
✅ 1. 安静にする(まずは使いすぎをやめる)
痛みを感じる時は手首をできるだけ動かさないことが第一。
赤ちゃんの抱っこは、両手で支える・肘で支えるなど、親指に負担をかけない工夫をしましょう。
✅ 2. 冷却・温熱の使い分け
急性期(痛みが強く、腫れている時)は冷やす(氷や保冷剤を布で巻いて10分程度)
慢性期(腫れはないが重だるい)は温める(蒸しタオルや温湿布で血流を促進)
✅ 3. テーピングやサポーターを使う
手首を安定させることで、腱の摩擦や刺激を抑えることができます。
✅ 4. 抱っこの仕方を見直す
手首で支えず、腕や肘、体幹全体で赤ちゃんの重さを受け止める
抱っこ紐を活用して、長時間の手首負担を軽減
授乳クッションや高さのあるイスを活用して、手首の角度を楽に
痛みが改善しない場合の対処法
✅ 整形外科や接骨院に相談する
痛みが数週間以上続く、または日常生活に支障がある場合は、専門の医師に相談しましょう。
注射や薬による治療、超音波治療などが行われることもあります。
✅ 産後専門整体で根本改善
骨盤や姿勢のゆがみから、手首に負担が集中しているケースもあります。
産後整体で全身のバランスを整えることで、腱鞘炎の根本改善につながることもあります。
予防のためにできること
長時間同じ姿勢を避ける(こまめに休む)
育児を一人で抱え込まない(家族に頼る・外部サービスも活用)
骨盤・姿勢ケアを習慣にする(正しい体の使い方を身につける)
まとめ|腱鞘炎は無理せず、早めのケアがカギ!
産後の腱鞘炎は、多くのママが経験するつらい症状ですが、無理をせず、適切なケアを行えば改善が見込めます。
「子育ては体が資本」です。痛みを我慢せず、自分の体のケアも忘れずにしていきましょう。
🔸 当院では、産後の腱鞘炎・姿勢の崩れに対応した整体メニューをご用意しています。辛い痛みにはアキュスコープにて早期回復を図ります。
🔸 子連れOK・個室完備で安心して通えます!
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